テキサス・インスツルメンツ、半導体工場建設 最大16億ドル(約2500億円)の補助金獲得で生産強化へ【Sherman】
/テキサス・インスツルメンツ(TI)は、北ダラスのシャーマンに2つ、ユタ州に1つの新しい半導体製造工場建設を支援するため、最大16億ドル(約2500億円)の補助金を受け取ることが発表されました。この資金は、2029年までに予定されている数十億ドル規模の投資を支援するもので、シャーマンでの建設とユタでの設備設置をサポートします。
シャーマンでは建設が進行中で、半導体生産は2025年に開始される見込みです。これにより2,000人の直接雇用と数千人規模の間接雇用が創出される予定です。また、労働力育成のために1,000万ドル(約1500億円)が提供されます。
新工場では完全再生可能エネルギーと70%の水再利用を実現し、LEEDゴールド認定を目指します。このプロジェクトは、コロナ禍による供給網混乱を受け、国内半導体生産強化を目的とした2022年のCHIPS法に基づくものです。
今回の発表は、台湾のグローバルウェイファーズが同法を通じて4億600万ドルの補助金を確保し、シャーマンに新工場建設を発表した翌日に行われました。
Source: Dallas business journal
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