全米で快適に暮らすための収入基準ランキング:テキサス州が低コスト生活都市トップに



米国で快適に生活するために必要な収入に関する最新調査によると、主要都市での生活費は年収96,500ドル(約1522万円)が平均とされています。特に家族世帯では235,000ドル(約3700万円)が必要とされ、サンフランシスコやニューヨークでは300,000ドル(約4732万円)を超える高額な収入が求められることが明らかになりました。

シングル世帯で最も高い生活費が必要な都市はニューヨーク市で、時給66.62ドル、年収138,570ドル(約2185万円)が快適な生活の目安とされています。対照的に、最も低コストで生活できる都市にはヒューストンやエルパソ(テキサス州)が挙げられ、それぞれ年収75,088ドル(約1184万円)と75,254ドル(約1187万円)が必要とされます。



調査では、費用を「必要(50%)」「欲求(30%)」「貯蓄・投資(20%)」に分ける50/30/20予算ルールを基準としました。これにより、生活費のバランスが取れた収入目安を算出しています。家族向けの収入要件は、サンフランシスコ(339,123ドル(約5349万円))、サンノゼ(334,547ドル(約5277万円))、ボストン(319,738ドル(約5043万円))などが最も高額でした。

一方、生活費が最も低い都市にはヒューストン(175,219ドル(約2764万円))、エルパソ(180,461ドル(約2846万円))、ラレド(179,046ドル(約2824万円))などが含まれています。これらの都市では比較的低い収入でも快適に暮らせる環境が整っています。

この調査は、MITの生活費計算機を利用し、住宅費、食費、交通費、税金を考慮したデータを基に分析されました。調査結果は、パンデミック後のリモートワークの普及や住宅市場の変化による収入要件の増加を反映しています。将来的には、各都市の経済動向とともに必要収入も変化していくことが予測されます。

Source: Smartset.com

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