NTTデータ、ダラス・ランカスターにデータセンター建設を検討 経済成長と雇用創出に期待



NTTグローバルデータセンターアメリカズは、ダラス・ランカスターに約225,000平方フィート規模のデータセンター建設を検討しています。

計画地はサンライズ通りとベルトライン道路の北西角にある約108エーカーの敷地で、正式決定はまだですが、最近の規制承認により前向きな動きが見られます。この投資は、北テキサスで急成長するデータセンター市場にさらに大きな影響を与えると期待されています。

ランカスター市議会は12月9日、この開発を促進するため経済開発協定を承認しました。条件として、NTTは2028年1月までに施設を稼働させ、市主催のイベントや改良プロジェクトに毎年5万ドル(約790万円)以上寄付し、最低27人の雇用を創出する必要があります。また、雇用者の平均給与は8万ドル(約1260万円)以上と規定されています。



施設の課税評価額は約1億1,000万ドル(約173億円)と見積もられ、追加建設が行われれば2億5,000万ドル(約394億円)に達する可能性があります。条件を満たせば、NTTは10年間の固定資産税および事業税の還付を受ける資格を得ます。

NTTは、日本に本社を置くITおよびデータセンター企業で、北米本社はテキサス州プレイノにあります。同社は米国で7つのデータセンターを運営しており、ガーランドには230,000平方フィートの施設が稼働中です。さらに、同地で3棟の追加施設建設も検討されています。

このプロジェクトは、メトロプレックス地域の急成長するデータセンター市場を象徴しています。マイクロソフトとQTSリアルティトラストはアービングで100万平方フィート以上の施設建設を計画し、デントンでは暗号通貨マイニング施設が60億ドル規模のAIデータセンターへと変貌中です。また、サイラスワンはフォートワース北部に2億ドル規模のデータセンター建設計画を提出しています。

NTTのランカスター計画は、この地域の経済成長と雇用創出をさらに促進するプロジェクトとして期待されています。

Source: Dallas business journal

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