テキサス州、顔認証データの不正取得でフェイスブック親会社を提訴

テキサス州は今年2月、州民の生体情報を当人の同意なしに取得したとして、フェイスブックの親会社「Meta」を提訴した。

州はMetaに対し、数十億ドルの賠償金を要求している。

この訴訟は、フェイスブックに投稿された写真を顔認証を使用して分析、友人のプロフィールとリンクするよう促す、「タグ付け提案」機能に関するものだ。州司法長官のパクストン氏は、同社がフェイスブックのユーザー、非ユーザーに関わらず、本人の同意なしに顔認識データを取得し、個人情報を第三者に開示していたことを指摘。ストーカーや犯罪者が潜在的なターゲットの個人情報を特定できるなど、消費者保護法及び生体情報プライバシー法に違反しているとして、同社を提訴した。

同じ問題をめぐりフェイスブックは、イリノイ州の集団訴訟を6億5000万ドルで和解。その数か月後の2021年11月、同社は「タグ付け提案」機能を廃止した。電子プライバシー情報センターは、今回の訴訟により、全米の州でこのような問題をより活発に取り締まることになると予想する。

ソース:NPRCNN Business

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