E-VISA、L-VISA所有者の配偶者のEADが不要に【1月31日発表】
/米国税関国境警備局(CBP)は、L-2およびEビザの配偶者について、I-94フォーム(出入国記録)に新たな注記を追加することで米国での就労を許可すると発表。従来のEAD(就労許可証)申請の必要がなくなる。
ここ数年、米国移民局(USCIS)による配偶者の就労許可(EAD)申請の処理に長い遅れが生じていることから、CBPが非移民に対する労働許可証の取得プロセスを緩和することに合意した。
▼2022年1月31日以降に入国した配偶者
LビザおよびEビザ保有者の配偶者が米国に入国した際、発行されるI-94フォーム(到着/出発記録)上で、ビザステータスの表記に「S」が追加される(L-2S、E-1S等)。新しく「S」が記載されたI-94 フォームを保持した配偶者は、EAD申請をせずとも就労が可能となる。
▼2022年1月30日以前に入国した配偶者
新しいコード付きのI-94 を必要とするものは、一度米国を出国して再入国し、「S」記載
付きのI-94 を取得しなおす必要がある。再入国の際の証明として、主たるビザ保持者との結婚を証する書類(戸籍謄本と翻訳証明付英訳など)の携帯が推奨される。新I-94 申請はこちらから。
▼ヒューストンの移民専門木村弁護士
テキサス州ヒューストンの移民専門木村弁護士から、「Online I-94のシステムアップデートがあり、1月31日以前に入国したE-2 SpouseとL-2 Spouseも就労可能なI-94を下記のサイトから入手可能になりました。https://i94.cbp.dhs.gov/I94/#/home 就労可能な期間がI-94の失効日と一致しない場合もある為、就労を始める前に確認が必要です」との事です。
ソース:KPMG、Dickinson Wright(日本語での詳細説明がご覧いただけます)
関連記事:
日本入国時の強制隔離、テキサス州が対象にDec 15, 2021
米国への観光客の入国が解禁に!November 25, 2021
日本入国時ー水際対策強化に係る新たな措置(19)に関して【11/8〜】November 07, 2021
アメリカ入国時のワクチン接種証明の提示要請についてOct 28, 2021
テキサス州「国境の壁」を建設へJun 17, 2021
アメリカ就労ビザ、一部2020年末まで発給停止【IT企業反発】June 26, 2020
運転免許証に星印がない方は更新が必要「リアルID法」【適応開始日を延期】Apr 11, 2020
トランプ政権下、H1Bビザ改定が与える影響についてJune 08, 2017
トランプ大統領の入国制限令で混乱続く 〜全米各地で抗議デモFebruary 08, 2017
米国に中米移民急増 ~トランプ就任目前で駆け込みかDec 2, 2016