戸建て賃貸の賃料上昇続く、過去17年間で最高の伸び率を記録

2021年1月時点、全米の戸建て賃料は前年比12.6%上昇し、過去17年間で最大の増加率を記録した。特に米国南部、サンベルト地帯の伸び率が高い。

これは、情報テクノロジー企業CareLogicが、マンションを含むシングルファミリー(一戸建て)賃貸住宅の家賃変動を調査した結果だ。2022年1月の年間賃料上昇率は、前年同月比上昇率の3倍以上となった。

賃貸価格上昇の主な原因として、賃貸物件の不足及び住宅購入価格の継続した上昇が挙げられる。2022年1月の住宅購入価格は前年比19%増加しており、多くの住宅購入希望者が賃貸の継続を余儀なくされている。

▼都市ごとの上昇率

▼タイプ別賃料上昇率

同社は、戸建て独立タイプと戸建て集合タイプ(マンション、二世帯以上住宅、タウンハウス等)の賃料上昇率も分析。COVID-19パンデミック後、多くの人が郊外の独立型物件を求めたことにより、独立タイプの賃料が2021年を通し急上昇。2021年末から戸建て集合タイプの賃料も伸び始め、2022年1月時点で伸び率はほぼ同じとなっている。

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