トヨタ、東京五輪のCM放送せず【他企業も開会式を欠席】
/トヨタは、イベントの最大のスポンサーの1つではあるが、東京五輪オリンピックに関するCMを国内で一切放送せず、代わりに「通常の」広告を流す方針だと明らかにしたことをCNNが報じた。
テキサス州ダラスに所在するトヨタの北米部門によると、自動車メーカーの決断は日本に限定されており、「国内のCOVID-19状況への状況から」行われた。米国では、「キャンペーンはすでに全国的に上映されており、東京2020オリンピック・パラリンピックの期間中、メディアパートナーと一緒に計画通りに上映を続ける」と同部門は後にCNNビジネスへの声明で述べた。
トヨタの広報担当者はまた、23日に行われる開会式に豊田章男社長が出席しないことを確認した。大会組織委員会の高谷正哲は19日、トヨタの今回の決定について聞かれ、この件は把握していないと述べた。
また、オリンピックのトップスポンサーであるパナソニックやプロクター・アンド・ギャンブルも、幹部らがイベントに参加しないことを確認している。
5月には、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が東京五輪を開催するのは「自殺行為」だとの認識を示していた。
トヨタはコカ・コーラやサムスン電子、クレジットカードのビザといった世界的なブランドと並び、東京五輪の最上位のスポンサーを務めている。