DFW空港、フル稼働するのはいつになるのか?

ダラス・フォートワース国際空港が活気を戻しつつある。メキシコ行きや国内線の便も増え、ターミナルDに新たに4つのゲートもオープンした。ダラス・ビジネス・ジャーナルのインタビューに対し、同空港のグローバル戦略および開発部のV PであるAckerman氏は、利用率が90%減だった2020年に比べると徐々に需要が増えてきていると述べている。その他のAckerman氏の見解は次のとおり。

2021年夏の需要は2019年夏に比べるとどうなるか?

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供給の観点からは、2019年夏と同じくらいの供給があると見込まれる。現に、2019年よりも多くの渡航先を提供する予定だ。需要もまた急激に回復している。2019年比、85%の需要を見込んでいる。これは、国内線は2019年比同様だが、国際線がまだ回復してないことを示す。

国際線の回復の見通しは?

メキシコ路線はパンデミック以前より多く運航している。メキシコとカリビアン路線は回復しているが、その他の長距離路線が未だ回復してない状況。乗客が長時間飛行機に乗るということに対しての不安感もあるが、検査など各国の制限に対応するのが難しいことが一番の伸び悩みの原因だ。統一されたルールの設定など緩和策ができない限り、国際路線は当分の間厳しいだろう。

国際線の回復にどれくらいの期間を見込んでいるのか?

回復するのに数年かかると予測している。我々のチームはSARSも911も経験してきたが、今回はこれらのイベントとは違って先が見えない。だが、北テキサスは急成長している大都市。航空業界にとって非常に重要な市場だと見ている。