高騰を続ける建設費用!建設の遅延や中止の可能性も?
/資材不足による建設費用の高騰は、2022年さらに増加するだろうとダラス・ビジネス・ジャーナルが報じた。
Jones Lang Lasalle Inc.(NYSE:JLL)による最近のレポートによると、8月までに、商業プロジェクトの平均最終建設費は4.5%増加した。 年末までの総費用の増加は6%を超える可能性があり、2022年には4%から7%の費用増加が予測される。
不足により値段が高騰する資材も変化している。2021年前半は木材の価格が急騰していたが、最近では木材価格は落ち着き、鉄鋼の価格が高騰している。木材不足は住宅建設業者に悪影響を与え、鋼鉄不足は産業及び高層商業プロジェクトに悪影響を与えるなど、時期によって異なるセクターに影響を及ぼしている。一部の開発者は最終的な建設価格の予想がつかない状況を受け、完成後の賃料を設定していないプロジェクトもあるという。
しかしテナントの需要は2022年も衰えないと予想されている。特に商業用スペースは賃料の高騰にも関わらず、熱い入札争いが繰り広げられている。
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