テキサス経済指標レポート11月版

Federal Reservice Bank of Dallasによる最新の経済指標レポート(2021年11月23日)によると、テキサス州の経済は10月も順調に回復を見せた。

雇用は業種全体で伸び、失業率はさらに低下した。住宅在庫は引き続き少なく、住宅価格の中央値は10月に最高値を記録した。

労働市場

テキサス州の雇用は10月に年率3.8%拡大、新規雇用数は約4万人に及んだ。特にサービス部門の伸びが大きく、COVID-19パンデミック前の水準からわずか0.1%
下回る結果に。失業率は10月に5.4%低下した。

テキサスビジネス見通し調査によると、賃金は継続して上昇傾向。小売部門の指数は2018年以降最高水準に達した。

外食

米国全体とテキサス州両方でレストランの食事客が増加している。11月時点で、州の客数は2019年に比べ14.6%上昇した。

エネルギー

11月中旬時点、リグ数は増加しているものの、COVID-19パンデミック前の水準をはるかに下回っている。石油価格は1バレルあたり78.99ドルで、初旬から2.94ドル下落した。

住宅

住宅価格は2021年第2四半期に米国全体で4.9%、テキサス州では4.7%上昇。前年比では米国全体で17.4%、テキサス州では16.6%上昇した。テキサス州の住宅価格中央値は過去最高の310,971ドルに。

住宅在庫は記録的な最低水準が続いている。 10月、米国の中古住宅在庫は2.4か月分に増加、テキサス州は1.5か月分で横ばいであった。