米セブンイレブン、日本スタイルの食品提供へ【テキサス創業で日本企業が所有のセブンイレブン】
/日本のセブンイレブンは、魅力的な食品に焦点を当てており、アメリカのセブンイレブンが提供する食品とは大きく異なるといわれています。ただ近い将来、アメリカのセブンイレブンでも日本の味が楽しめるようになるのが近い現実となる可能性が出てきた様です。
テキサス州で創業されたセブンイレブンが、実は日本の企業が親会社と聞いて驚く方々もいらっしゃるかもしれません。
1970年代に、セブンイレブンは日本で初めての店舗を開設し、その成功の形式は、アメリカ本土の運営を圧倒的に上回るほどでした。2005年には、セブン&アイ・ホールディングスが所有するセブンイレブン・ジャパン株式会社が、ブランドの完全所有権を獲得しました。それ以来、日本はコンビニの品質を絶え間なく向上させています。手頃な価格で満足できる食品を提供するため、日本のコンビニはアメリカのコンビニが及ばない方法で文化の一部となっています。
日本のセブン&アイ・ホールディングスは、アメリカのセブンイレブンの場所に毎日新鮮な食品を届けるためのサプライチェーンを構築しているとも報じられています。また、季節限定の商品や地域の味覚に対応した商品を提供することも計画しているようです。さらに、今後も機会があれば、積極的にM&Aをも検討していくと述べています。
2月に、ブルームバーグは、セブン&アイ・ホールディングスのCEOである井阪氏が、アメリカでのビジネス拡大方法を検討しており、その焦点の一つが合併と買収であると報じました。実際、セブンイレブンは今年初めにSunocoとSpeedwayを買収しています。
▼ウォールストリートジャーナルの動画
ウォールストリートジャーナルの動画「The Economics of 7-Eleven」では、今後アメリカの数千の店舗がどのように日本らしく変化するか説明されています。
例えば、米セブンイレブンでは現在の24%から、売上の3分の1を食品から得ることを目指しているそうです。
また、全米に17か所ある給食施設をアップグレードすることも検討しており、これらの施設は米国内の多くの店舗に食品を供給しています。給食施設は日本のセブンイレブンの供給業者であるワラベヤと協力を開始しています。
米セブンイレブンは現時点で北テキサスやオースティン地域などの一部地域で「とんこつラーメン(Tonkotsu Ramen Noodle Bowl)」や「ライス&カレーソース ホワイトミートチキン(Rice and Curry Sauce with White Meat Chicken」の販売をも行なっています。
これからの日本食品業界の展開に目が離せない状況が継続すると思います。34年ぶりの為替から日本へ旅行する方々が米国からも増加している中。その方々が先導して日本のセブンイレブンの経験からニーズが高まっていると思われます。また、コンビニエンスストア食品に限定せず、日本の食文化を米国でももう一度食べたい。味が忘れられないと米国帰国後、感じられている方々の比率が高まっている気がします。
ソース:FOODANDWINE
関連記事:
セブンイレブン、Sunoco LPから204店舗を取得〜StripesとLaredo Taco Companyを全米で独占運営へ