日本酒 獺祭ブルー(Dassai Blue): オースティンで入手可能に!【AUSTIN】



オースティンの日本酒愛好家の皆さん、2024年12月14日より、Dassaiのニューヨーク醸造所で造られた待望のDassai Blue(獺祭ブルー)が、地元で愛されている日系食料品店Asahi Importsで販売開始となりました。獺祭ブルーとは、日本最高の酒米とされる山田錦のみを使用し、日本の技術とハドソンバレーの清らかな水を融合させて製造しています。

Dassai Blueのテキサス州デビュー

テキサス州では初のお披露目となり、オースティンが最初の発売地となります。オースティンでのDassai Blueの発売は、この街の多様で広がり続ける食文化の証です。テキサス州は今や日本食と日本文化の中心地にもなりつつあり、この特別な日本酒を発売するのに最適な街となりました。

オースティンでのDassai Blueの購入先

Asahi Importsは、オースティンの日本コミュニティの要として、本物の食材を提供し、文化交流を促進してきました。同社がDassai Blueをラインナップに加えることで、その品揃えにさらなる本物感と洗練さが加わりました。店舗では、幅広い日本製品を取り扱っており、Dassai Blueを地元の棚に並べることを誇りに思っています。営業時間やアクセスについては、Asahi Importsの公式ウェブサイトをご覧ください。

2024年12月14日(土)、試飲会がAsahi Import店内でディストリビューターのGenji sakeさんご協力の元、Asahi Importsのスタッフと行われました。Dassai Blue 23、Dassai Blue 35、Dassai Blue 50の全3種類。「Dassai Blue 35」は、米国Arkansas州で数年かけて丁寧に育て収穫した山田錦米を利用したものです。他2種類は、日本産の山田錦米を使用した醸造です。「どれも美味しく、まろやかで素晴らしい味でした。Asahi Importさんの店内が大盛況でした」オースティン在住のダイアモンド千香様談。

国境を越えたコラボレーション

Dassai Blueがオースティンに上陸したのは、ニューヨークに拠点を置くDassai Blue Breweryとオースティンの地元関係者との数か月にわたる慎重な打ち合わせの成果です。このパートナーシップは、テキサス州の活気ある料理と飲料のシーンに日本酒文化を橋渡しする一歩前進を意味します。

なぜニューヨークに醸造所を?

Dassai Blueの重要性を理解するには、その起源に目を向ける必要があります。正式名称をDassai Blue New York Brewery(Dassai Blue ニューヨーク醸造所)というこの醸造所は、2023年9月に開業しました。ニューヨーク州ハドソンバレーに位置するこの施設は、日本酒に対する認識を再定義することを目指しているそうです。Dassaiの親会社である旭酒造株式会社の代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)である桜井一宏氏によると、ニューヨークに醸造所を設立するという決定は、世界的な日本酒市場に挑戦するという大胆なビジョンの一環であったということです。「私たちは2つの大きな課題があると考えています」「1つ目は市場そのものへの挑戦です。日本酒は海外で徐々に認知度を高めていますが、米国のアルコール市場ではまだ0.2%にすぎず、ヨーロッパでは0.1%にも満たないのが現状です。私たちにとっては、これは大きなチャンスです。と、桜井氏はマイナビニュースのインタビューで説明されています。



Dassai Blueの特徴とは?

  1. 本物の素材:Dassai Blueは、日本最高の酒米とされる山田錦のみを使用しています。

  2. 地元の革新:この日本酒は、ハドソンバレーの清らかな水を使用し、日本の技術と地元の資源を融合させて製造されています。

  3. グローバルなビジョン:ニューヨークで醸造することで、Dassai Blueは日本酒の伝統を守りつつ、その世界的な存在感を高めることを目指しています。

日本への回帰

Dassai Blueが米国で話題になっている一方で、日本への逆輸入も実現しています。2024年4月23日、Dassai Blueが日本国内で発売され、全国のDassai販売店で数量限定で販売されました。この逆輸入は、Dassai Blueの卓越した品質と世界的な魅力を裏付けるものです。

食卓に日本文化を

この醸造所の使命は、最高級の日本酒を製造することだけでなく、日本文化や職人技を新たなオーディエンスに紹介することでもあります。 桜井氏は、このビジョンは単に物流の問題だけではないと強調しました。「私たちは、単に輸送コストを削減したり、同じ日本酒を再現したりするためにニューヨークの醸造所を設立したわけではありません。私たちの目的は、山田錦米のみを使用し、純米大吟醸の醸造方法に忠実であるという私たちの哲学を守りながら、ハドソンバレーの水を使って世界クラスの日本酒を造ることなのです。Dassai Blueの米国市場での存在感は、その酒そのものだけにとどまりません。日本酒をより幅広い食文化に融合させることなのです。

なお、2024年12月5日に、日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に決定しました。

Dassai Blueとその歴史についての詳細は、Dassai Blueの公式ウェブサイト:Dassai Blueをご覧ください。

この記事は、オースティン日本コミュニティ (AJC)の皆様のご協力により実現しました。

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