アメリカン航空、DFW空港に新たな高度なケータリング施設をオープン - 1億ドル(約140億円)の投資

ダラス・フォートワース国際空港に、アメリカン航空が新しいケータリング施設をオープンさせました。

この施設は、約19,877平方メートルの広大な敷地に1億ドル(約140億円)をかけて建設され、ピーク時には一日で約15,000食の新鮮な食事を提供できる能力を持っています。

この施設はフットボールフィールドの3倍以上の広さを有し、アメリカ全土で最も大規模な航空ケータリングキッチンとなっております。アメリカン航空のBrady Byrnes氏は、この施設について「お客様が空港に到着する瞬間から高度35,000フィートでの機内食まで、我々はその旅の全ての段階で最高のサービスを提供することを追求しています。この新しいキッチンはその取り組みの一環として、顧客へのサービス向上のための戦略的な投資です。」と語りました。

航空機向けのケータリングは非常にデリケートな作業であり、数百機分の食事をタイミングよく準備・提供するには、緻密な計画と調整が求められます。この新施設は、最新技術を駆使してケータリングチームが品質や鮮度、さらには提供スピードに重点を置けるよう設計されています。その結果、アメリカン航空はDFWでの事業拡大に伴う食事の需要を十分に満たすことができるとしています。そして、これをサポートするために、新たに100台以上のケータリングトラックも導入予定です。

さらに、この施設は環境への配慮を欠かしていません。近日中には、有機食品の廃棄物をリサイクルし堆肥にする取り組みが始まる予定です。食器の洗浄時に発生する食品廃棄物は、専門の業者により回収され、農場や堆肥施設へと運ばれます。アメリカン航空は、これまで長年にわたり、飛行機内で発生する缶や紙、ボトルなどのリサイクルにも積極的に取り組んできました。この夏、同航空はDFWから23カ国、240以上の都市への合計800以上のフライトを成功させたとのことです。

Source: Dallas Innovates