テキサスが住みにくくなる?給与水準上昇、シリコンバレーの水準へ【ダラス、ヒューストン、オースティン】

テキサス州への企業移転が急増し、従業員に対する需要が高まっている。

オースティンをはじめとするテキサスの大都市の労働者の給与は、シリコンバレーの水準に近づいていることは確実だ。

報酬と労働市場の分析を提供するダラスの企業「ThinkWhy」の分析によると、首都圏のオフィスワーク は、2019年に比べて平均で約25%高い報酬を得ていることがわかっている。

その一方、シリコンバレーの一部であるサンノゼ都市圏では、これらの労働者の給与は2%未満しか上昇していない。 その結果、オースティンでの雇用は、平均してサンノゼより27%安く、パンデミック前の40%から減少している。

関係者は現在のテキサスに住宅・賃貸市場に見合うだけの人材を呼び込むためには、給料を上げなければならないことに気づいているといわれている。

過去10年間、テキサス州には、所得税ゼロ・住宅費が比較的安いという生活費の安さが魅力とされ、人や企業が集まっていた。しかし、大都市のオースティンダラスヒューストンでは、ニューヨークやサンフランシスコと比較して、手頃な価格が損なわれている。これは、多くの企業が進出して高収入の仕事を創出した結果、住宅競争が激しくなり、生活費が高騰したためだ。

例えば、オースティンでの機械エンジニアの推奨給与は、6月現在で約11万5,000ドル。その一方、サンノゼ都市圏の同職種の給与は約16万3,000ドルだ。

テキサス州知事のアボット氏は、人口が急増し、雇用が増加したことや、テスラ社サムスン社ゴールドマンサックス社などの企業が同州に大規模な拡張を行ったことをアピールしている。しかし、生活費が上昇し、より物価の高い米国に近づくにつれ、テキサスの魅力が失われていく懸念もある。

ソース:Bloomberg


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テキサス州では過去10年・今後20年以上人口増加が予想されています。まるで30年前の西海岸の様だと囁かれる声をよく聞きます。そんなテキサス州。何がそのような期待を生み出しているのでしょうか?どこにその根元があるのでしょうか?

大企業、中小企業ともにテキサスに進出している企業が年々増加しています。では、テキサスの魅力とはなんでしょうか?我々が知っている西海岸と東海岸とは違ったアメリカがあるとも良く聞きます。どこにその違いがあるのでしょうか?そんなお話と現状の魅力の一端を垣間見る事ができる絶好の機会ですので、ぜひ、お見逃しなく!