セブンイレブンの戦略光る!米コンビニ買収に続き、ダイソーとコラボ開始!

近年グローバル戦略の動きが活発なセブンイレブン。2022年1月から、日本の一部店舗で100円均一のダイソー商品を取り扱い始めたことをご存じでしょうか。

▼ダイソー商品導入

ごみ袋、水切りネット、使い捨て手袋などの生活用品を中心に取り扱う。2022年3月時点で、棚4段展開の店舗数は約1万500店。2023年2月期までに、2万店まで拡大する予定。ダイソー商品購入者は40~60代の女性が多く、コンビニが客足を増やしたい主婦層に人気のコーナーとなっている。

▼なぜ他社商品を扱う?

キーワードは「自前主義からの脱却」。自社商品のみにこだわるのではなく、人々の生活やニーズの変化に合わせ、他社の商品を扱う企業が増えている。新型コロナウイルスのまん延により、自宅で過ごす時間が増え、1店舗で買い物が済む店の需要が高まっている。

【米ダイソー店舗情報】(Daiso Japan ウェブサイトより)

2005年に米国1号店をオープン以来、ワシントン州、カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ネバダ州に80店舗以上、カナダに1店舗を展開。在米の日本人としては、アメリカのセブンイレブンでもダイソー商品を取り扱ってほしいところ。

▼昨年米コンビニ「Speedway」を買収

2021年5月には、セブン&アイ・ホールディングスが米国のガソリンスタンド併設型コンビニチェーン「Speedway」の買収を完了。購入時の店舗数は「Speedway」が約3900店で全米第3位。米国セブンイレブンが約9500店で第一位。買収によりシェア8.5%と圧倒的な業界トップとなった。

【米セブンイレブン店舗数】ScrapeHeroより)

全米:9,433か所 州・地域:38 市:2,166

【米Speedway店舗数】ScrapeHeroより)

全米:3,312か所 州・地域:36 市:1,458