全米ガソリン価格過去最高値を更新 – 高騰が続く見込み — Gephyro Consulting (ジェフィロ・コンサルティング)

アメリカ自動車協会（AAA）によると、6月2日時点の米国平均ガソリン価格は1ガロン当たり4.71ドルで、過去最高値を記録した。夏のレジャーシーズンが終わるまで高騰は続くとみられる。

▼全米州ごとのガソリン価格

テキサス州のガソリン価格は、全米で9番目に低い。

全米で一番高い州はカリフォルニア州：6.21ドル/ガロン

▼テキサス州郡ごとのガソリン価格

▼テキサス州ガソリン価格推移

ダラス・フォートワースの平均：4.44ドル/ガロン

テキサス州最高値 – エルパソ：4.54ドル/ガロン

5月30日は米国の祝日であったことに加え、需要増加の要因として以下が挙げられる。

欧州連合（EU）が、年内にロシア産原油の90％を輸入禁止とするため動いていること。
中国上海でCOVID-19の外出規制が解除されたことによる需要増加の見込み。

これらの需要増加と原油価格の変動が相り、ガソリン価格が急騰したとみられている。一方、サウジアラビアはロシア産原油の損失を補うため、石油を増産する用意をしていると述べており、原油価格の更なる高騰に歯止めがかかることが期待されている。

ジョー・バイデン大統領は、ガソリン価格の高騰に対抗するため、国民にガソリン代還付カードを送る計画を支持することを検討中。ホワイトハウスはこのようなプログラムの実施は困難であるとして、その可能性を軽視してきたが、バイデン氏は6/20月曜日、記者団に対し、この計画が除外されたわけではないと述べた。また、連邦ガソリン税の一時的な停止を支持するかを決める予定だとも述べた。1ガロンあたり18.3セントの連邦税を一時停止するには、議会が動かなければならないが、これまでのところ、この案について議員の間ではほとんど動きがない。

一方、ガソリン価格の高騰や景気後退の危機にもかかわらず、アメリカ人は7月4日のドライブ旅行の記録を更新する勢いだとAAAは予想している。同団体によると、約4200万人のアメリカ人が、この連休中に50マイル以上の距離をドライブすることになるという。

内国歳入庁は6月9日付、標準マイレージレートの引き上げを発表しました。2022年7月1日からの6ヶ月間、出張のための標準マイレージレートは年初から4セント上がり、1マイルあたり62.5セントになります。「IRS は、最近の燃料価格の上昇を反映させるため、標準マイレージレート調整します」と述べました。

州ごと・郡ごとの詳細なガソリン価格情報は、AAAホームページをご覧ください。

州ごとのガソリン税情報は、CNN MONEYをご覧ください。

ソース：WFAA、AAA CNN 内国歳入庁 IRS