ダラス不動産開発業界、より包括的にすることを目的とした新しいプログラムとは?

有色人種は長い間、不動産開発業界に参入するのに苦労してきた歴史がある。

しかし、「Equitable Development Initiative」は、ダラスでその状況を変えることを目的としている。

同プログラムは、有色人種の新興不動産開発業者、約20社が事業を拡大できるよう支援している。

ダラスの都市部に手頃な価格の住宅を建設している非営利団体「Builders of Hope」代表のJames Armstrong IIIは、「開発者が集まる部屋に幅広い人種の方がいて光栄におもう」と語った。フェアパークのTexas Discover Gardensで行われたプレゼンテーションは、まさにその光景だった。同発表会は、「Equitable Development Initiative」のダラスにおける第1期生を募集するための機会として設けられていた。

今夏、同プログラムは、ダラス地域の有色人種開発者約20名がスキルを身につけ、ネットワークを広げ、ビジネスを成長させ、最終的には不動産開発プロジェクトの資金調達に貢献することを目的としている。

同開発者たちが最も注目しているのは、ダラス南部の開発プロジェクトの推進だ。I-30とTrinity Riverの南側に位置する黒人やラテン系住民が多く住む地域は、歴史的に市役所や不動産業界から疎外されており、裕福で白人の多いダラス北部の地域に対する投資や支援に餓えた状態だった。Armstrong氏は「南ダラスはチャンスだ。他の人ではなく、私たちのための機会であるべきです。もし、ダラス南部を開発する人がいるとすれば、私たちであるべきだ」と述べた。

Equitable Development Initiativeは、5月上旬まで応募を受け付けている。

ソース:KERA NEWS