フロンティア航空とスピリット航空が合併へ – テキサスへの影響は？ — Gephyro Consulting (ジェフィロ・コンサルティング)

超格安航空会社のフロンティア航空が、スピリット航空を約30億ドルで買収することが発表された。

合併が実現すれば米国第5位の規模の航空会社となり、大手4社（デルタ、ユナイテッド、アメリカン、サウスウエスト）との競争力強化を狙う。

両社は発表で、合併が許可されれば新たな回路の開設と、より低価格なフライトの提供が実現すると述べた。また1万人を超える雇用追加も予想している。

テキサス州においては、フロンティアは米国西部、メキシコ、中南米を中心に運行。一方スピリットは米国北部、カリブ海、メキシコ中心に運行しており、ルートの重複は少ない。

DFW国際空港
現在両社は、アトランタ、カンクン、オーランド、マイアミ等の都市に運行中。合併後は、ラスベガスやオーランド等レジャーで人気の都市へのフライトに力を入れる可能性が高い。
ヒューストンインターコンチネンタル空港
スピリットは24の目的地を持ち、グアテマラシティやホンジュラスへも運行。フロンティアは国内5か所へのみ運行。DFW国際空港と同じく、ラスベガスやオーランド等へのフライトが強化される見込み。
オースティンバーグストロム空港
現在、サウスウエスト航空とアメリカン航空が競争を繰り広げている。フロンティアはデンバーとラスベガスのみ運行。スピリットは国内8か所の目的地があり、統合による事業拡大が期待される。