DFW住宅市場が安定へ? 新築住宅価格が下がり始める

ダラス・フォートワース(DFW)地区の新築住宅の価格に下降が見られ、住宅市場が安定し始めたようだとダラス・ビジネスジャーナルが報じた

不動産マーケティング会社HomesUSAの調査によると、2021年11月のDFWの新築住宅販売価格は、3か月平均で435,819ドルであった。これは10月の436,924ドルより低い結果である。

一方、住宅在庫は依然としてタイトなままだ。市場に出ていた新築住宅数は2021年10月の2,654戸から、11月には2,638戸に減少した。新築住宅が市場に出ている日数も引き続き短くなっている。2021年11月には平均51日と、10月に報告された日数から1日少なく、過去最低を記録した。

新築住宅の売り上げは引き続き伸びている。DFW地域では、2021年10月の売り上げ951戸に対し、11月の売り上げは1,006戸であった。

HomeUSAの創始者Caballero氏は、「DFW地域の新築住宅市場は正常化に向かっている。売り上げは堅調のまま、より多くの住宅が市場に出ることが予想される。買い手にとっても売り手にとってもよい市場の状態となっていくだろう」と話す。

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