タコベルが最低賃金引き上げ – ファーストフードの値段が上がる!?

「大離職時代」が到来したといわれている米国。特に賃金の低いファーストフード店などの飲食業界では、労働力確保のため大手企業が次々と賃金引き上げを発表している。

テキサス州の店舗数が全米で二番目に多いタコベルは、2024年までに従業員の時給を15ドルに引き上げると発表。マクドナルドやダンキンドーナツ、スターバックスに続く動きだ。

【州ごと店舗数ランキング】

1位 カリフォルニア州(人口3953万人)

   店舗数:860店(11%)

2位 テキサス州(人口2915万人)

   店舗数:677店(8%)

3位 フロリダ州(人口2148万人)

   店舗数:466店(6%)

【都市ごとの店舗数ランキング】

1位 ヒューストン  64店

2位 サンアントニオ 43店

3位 ラスベガス   43店

    …

8位 ダラス     32店

賃上げに伴い、多くの店で商品の値上げも実施されている。従業員の賃料上昇だけでなく、輸送トラック運転手不足、農場・農家の人手不足、異常気象など多くの要因が重なった結果だ。

商品価格の上昇により、客離れを懸念する経営者も多い。しかし中には賃上げにより接客態度が良くなり、顧客満足度が上がったとの声もあり、プラスの面も見えてきているようだ。