米国住宅トレンド:テキサス都市、住宅土地面積が最も大きい都市としてランクイン

現在の米国の住宅トレンドとして、以前に比べて小さい土地に大きい家を建てる傾向があると、StorageCafeが報じた。この調査は全米の20の大都市を対象に行われた。

2020年の一軒家の平均面積は2,260平方フィートで、これは2010年の2,170平方から増加。一方で、一軒家の平均土地面積は2010年の10,500平方フィートから18%減少して 8,700平方フィートだった。

庭(土地)のサイズでトップに輝いたのはインディアナポリス。フィラデルフィアに比べて十倍の大きさだ。トップ5は、フロリダ州ジャクソンビル、テキサス州オースティン、ノースキャロライナ州シャーロット、テキサス州ダラスで、いずれも平均土地面積8,000平方フィート以上。

フィラデルフィアが最も小さい土地のトップで、平均土地面積は1,100平方フィートだった。これにシカゴ、ワシントンD C、サンフランシスコ、ニューヨーク市が続いた。いずれも平均土地面積は2,800平方フィート以下だった。

下図:土地の面積が最も大きい都市トップ5と小さい都市トップ5

Top US Cities With Biggest and Smallest Home Lots.png

下図は、最も平均土地面積が大きい都市トップ10の平均住宅土地面積と住宅面積の割合を示している。

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小さい土地に大きい家というトレンドは今後も進んでいくだろう。第一位のインディアナポリスを見てみると、2021年の平均住宅価格は14%増の$232,000。一方で、住宅の在庫率は50%。建設費用は高騰していることからもまさにこのトレンドが続くことが見込まれる。

オースティンの平均土地面積は、1920年代の7,400平方フィートから、1960年代に9,500平方フィートとピークを迎え、2020年には8,600平方フィートとなった。一方で、住宅面積はこの100年で84%増加したため、1920年代に土地と住宅面積の比率は19%だったのに対し現在は32%となっている。

ダラスの平均土地面積は、1920年代の7,500平方フィートから、1960年代に10,000平方フィートとピークを迎え、2020年には8,200平方フィートとなった。一方で、住宅面積はこの100年で76%増加したため、1920年代に土地と住宅面積の比率は18%だったのに対し現在は32%となっている。

他にもサンアントニオ、ヒューストン、フォートワースがそれぞれ第7位、9位、10位にランクインした。