ハイテク業界の雇用動向レポート

CompTIAによるハイテク業界の雇用分析レポートが発表された。同レポートによると、ハイテク企業の雇用状況は、6月には10,500人の従業員を追加し、2021年上半期では80,600人の雇用を創出。今後も成長を続けると見込んでいる。

参考リンク:「雇用・報酬」「統計」 「労働者」

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Bureau of Labor Statistics (BLS)のレポートによると、データ・プロセス、ホスティングと関連サービスの職種で6月は雇用増加が見られた。I Tサービスやカスタマー・ソフトウェア開発の分野は伸び悩んだものの、サーチエンジンを含むインフォメーション・サービスの分野で約1,000の職種が追加された。テレコム業界とコンピュータ電子機器製造業界で雇用の減少が見られた。

ハイテク業種の雇用は12ヶ月のうち10ヶ月で成長が見られている。全国の失業率が5.9%であるのに対し、I T職種の失業率は2.2%だ。ハイテク職種の求人は6月で307,000。ソフトウェアとアプリケーション開発者、I Tサポート・スペシャリスト、システム・エンジニア、システム・アナリスト、I Tプロジェクト・マネージャーが特に需要が高い。人工知能(AI)など新たな技術を要する職種は現在求人が出ている職種の28%だった。

求人はハイテク業界だけではない。金融・保険業界で32,100、製造業で24,970、小売業で10,081、医療業界で7,659、公共事業で6,549、教育分野で5,820の求人がある。

ニューヨーク、ワシントン、ダラス、ロスアンジェルス、サンノゼなどの大都市での求人が大幅を占めている。ダラスがハイテク関連求人で4月に第3位だったニュースは6月5日にジェフィロでも配信している。アラバマ(Huntsville、Birmingham、Montgomery)やコロラド( Colorado Springs、Boulder、Fort Collins)での需要も増え、トップ10入りしている。

参考リンク:「雇用・報酬」「統計」 「労働者」