建設労働者にとってベストな都市とは?
/過去5年間、建設業界は低迷していたが、2021年第一四半期には平均135,500の建築許可が下りた。2020年4月は96,000だった。パンデミックにも関わらず、2020年には全米で合計1,415,600の建築許可が下りており、これは2007年以来の最高の件数になる。ポスト・パンデミックに入る今、住宅建設市場が大きい都市はどこか、建設労働者が最も求められている場所はどこか、をIndustrial Paint and Protection Magazineが検証した。
全米49都市で以下の4つの項目を考慮した。
機会:最近許可が下りた建物の数
需要:許可数に対して何人の建設労働者が雇用されるのか
賃金:その都市での建設労働者の賃金はいくらか
生活費:その都市での生活費
検証結果
トップ10の都市のうち、6都市が南部。これは建築許可の数と生活費の安さが影響している
トップ5の都市のうち、3都市がテキサス州:ダラス、ヒューストン、オースティン
これらの都市での建設労働者の需要は非常に高く、労働者不足である
【テキサス州の3都市がトップ10入りした理由】
▼ダラス
2月中で最も新規建築許可数が多かった
労働者と許可数の割合が4:1
全国平均より生活費が低い
今年早期のパンデミックからの急激なリバウンドが労働者の需要を増やし、ダラス地域での建設ブームをもたらした。この急激な需要は、材料不足をもたらし、プロジェクトに遅れが出ているという。この傾向は材料不足だけでなく労働者不足ももたらしている。
▼ヒューストン
2月の建築許可数第二位。これは過去10年間のテキサスでの人口増加が要因になっている。U.S. Census Bureauによると、テキサスは過去10年間で最も人口が増えた州第一位にランキングするという。ヒューストンの労働者らは、生活費の低さにも関わらずダラスやオースティンに比べて比較的に高い賃金で労働できる。
▼オースティン
2月の建築許可数第3位
大規模な建設労働者不足
「住宅建設の需要が絶望的」で、請負業社や建設会社にとっては高い住宅建設需要と著しい労働者不足を上手く利用する機会だ。