テキサス州立大学、自律型ロボットチームを構築

テキサス州立大学ダラス校の研究グループが、危険な場所や行くのに困難な場所で調査やデータを収集できる自律型ロボットチームを構築した、とテキサス州立大学のサイトが報じた

これにより、より早く危険な場所での情報の収集ができるようになる。

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同ロボットチームは、地上、水中、空気中のデータを収集できる自律型デバイスからなり、危険な環境や状況または生態系の全体的な環境調査に適している。また、農業やインフラの検査の分野でリアルタイムで意思決定支援をすることができるという。

マルチロボットでマルチセンサーを持つ同チームでは、さまざまな組み合わせが可能で、例えば、ロボットボートがセンサーで水組成を測定、ソナーが水面下の物体を追跡したり遠隔測定が可能。同時に、空中ロボットがハイパースペクトル画像を収集。遠隔で集められた情報を利用して、同デバイスは素早く環境を把握し、広範囲の地図を作成することができるという。

ボートに加えて、複数のカメラを搭載する無人の空中ドローン、太陽または地球に向けられた放射線に関するデータ収集が可能な沈降放射照度スペクトロメーターなどを含んでいるほか、自律走行車両は土壌サンプルの収集や地中レーダーを利用することが可能で、さらに写真や宇宙からの測定を提供できる衛生データもあるという。