【AUSTIN】オースティン経済指標レポート10月版 – 第一回

Federal Reserve Bank of Dallasより四半期に一度出される経済指標レポートのオースティン最新版が2021年10月7日に出された。レポートの概要を二回にわたってお伝えする。

オースティン経済は失業率の低下と景気循環指数の上昇により、8月も拡大を続けている。COVID-19による入院者数は8月ピーク時からさらに減少している。中古住宅販売は6月から3か月連続で減少しているが、地域の全体的な個人消費は堅調なままである。

景気循環指数

経済活動の指標である景気循環指数は、7月に20.3%の伸びを示し、8月には年率5.0%上昇した。 失業率の低下と雇用増加が経済回復を後押ししている。

失業率

オースティンの8月の失業率は3.8%となり州5.9%、全米5.2%を大きく下回った。これは2020年3月以来の最低の失業率である。

雇用の伸び

8月までの3か月間に年率7.5%、数にして20,700もの雇用増加がみられた。健康サービス及び私立教育の部門の年率16.4%増加に続き、レジャー・ホスピタリティが13.5%増加、ビジネスサービスが10.0%増加した。失業を記録した部門は建設(-3.1%)と製造業(-3.3%)のみであった。