米ショッピングモールに未来はあるのか?〜コロナによる「集客減」
/ここ数年、米国のショッピングモールは集客ができていない状況が続いていた。そんな中、2020年3月に新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックが発生し、売上の減少、さらなる集客減など、経営が厳しい立場に立たされていた。そんな状況についての現状や未来についてDallas Morning Newsが報じた。
Coresight Research調査によると、2020年内に米国で閉店するショップ数は20,000店以上になると述べた。そのうち60%はモール内の店舗が占めると予想されている。同調査レポートによると、次の5年間で、米国ショッピングモールの1,000店以上の25%が閉館すると予想されている。
また、Green Street調査レポートによると、2021年までにショッピングモール内の百貨店は50%閉店すると予想されている。大手百貨店が閉店した場合、なくなった分の家賃代は、残ったショップの家賃に上乗せされるため、家賃の支払いがより厳しい状況になり、撤退する店が増えていくことが懸念される。
▼ダラスのショッピングモールの状況は?
COVID-19パンデミック前は好調に営業していた、米国トップに入るフリスコ市のショッピングモール「Stonebriar Centre in Frisco」も、パンデミックの影響が大きい。現在、180点の店やレストランが営業を続けているが、それでも多くの空きスペースが目立つ状況だ。
また、ショッピングモールが撤退後には新たな施設が建設される傾向が多々みられる。例えば、Valley View Mallの跡地に建設される超大型複合開発施設「ダラス・ミッドタウン(Dallas Midtown)」や、コーリンクリークモールが複合施設に再開発される計画など。
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