ダラスの大気汚染、過去最低値まで減少【しかし全国評価「F」判定】

ダラス・フォートワースは、過去最低値の大気汚染を記録したことおよび大気汚染レベルの米国ランキングが、American Lung Association「2020 State of the Air」調査レポートによって公開された。

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同調査レポートは、米国の2016年~2018年の大気汚染を記録し、分析している。ダラス・フォートワース地域に関しては、大気汚染が過去最低値を記録するまで回復していたことが記された。

しかし、大気汚染レベルが高い米国ランキングをみてみると、ダラスは228地域のうち、21位といった高い順位にランクインしていた。以前より改善はされたが、全国でみると汚染はまだ悪い状態にあると言える。結果、総合評価は「F」判定となった。

なお、テキサス州で最も汚染が悪いランクは、ヒューストンの14位とエルパソの17位。

▼大気汚染が人体に与える影響とは?

大気汚染は、健康な人に害を与える可能性もあるが、子供、年配の方、喘息やCOPD持ちの方に特に危険である。汚染された空気を吸うことで、喘息発作のトリガーになることだってある。専門家によると、汚染空気を吸うということは、煙草が肺にもたらす影響と同じような影響も確認できるという。

経済成長中の北テキサスは、これからも人、車、工場など、大気汚染を悪化させる要因が増え続ける。今後、住みやすい環境を整えるためには、可能な限りカーシェアをするなど、市民1人1人が環境のための行動をとることが大事になるかもしれない。


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