テキサス、自宅待機命令を解除、ダラス郡やビジネスの反応は?【最新情報まとめ】

2020年4月28日、テキサス州知事アボット氏は、新型コロナウイルスの影響によって発行した自宅待機命令(Stay at home order)を2020年4月30日に終了して、2020年5月1日0:01からビジネスの営業再開を許可したことをこちらの記事で紹介した。

▼ダラス郡の反応は?

ダラス郡判事のジェンキンズ氏は、ダラス郡の自宅待機命令を2020年5月15日に延長したばかりだった。今回、テキサス州知事アボット氏の自宅待機命令解除により、ダラス郡の命令も2020年4月30日付けで解除された。

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ジェンキンズ氏は、テキサス州の自宅待機命令解除について、ダラス郡のビジネスや市民に「何が許可されたではなく、何をするべきか」を念頭に置いて行動してほしいと述べた。ビジネスには引き続き営業を自粛すること、市民には外出を控えることと、複数人の行動は避けることなど。

ジェンキンズ氏の経済活動再開に対する反対意見は、ダラス郡が、活動再開する環境が整っていないことにあるという。医療専門家によると、以下の2点が感染拡大リスクを高める可能性があり、経済活動再開を懸念している。

(1)コロナウイルス感染者数が、2週間連続で減少していない

(2)テキサスの検査数が少なく、新たなクラスター発生場所を把握できていない

▼ビジネスの反応は?

映画館は、2020年5月1日からの営業再開を見送った企業が多かった。大手CinemarkやAMCなどは再開について、早くて今夏ころを検討するとDallas Morning Newsが報じた

美術館は、ほとんどが営業再開を先延ばしにする考えを公表したとDallas Magazineが報じた。営業再開先延ばしを発表した有名美術館の一部:The Dallas Museum of Art、Nasher Sculpture Center、The Kimbell Art Museum、the Amon Carter、The Modern in Fort Worthなど。

レストランは、営業キャパシティー25%では回転率が悪く、利益率も低い。そのため、感染症の拡大というリスクを天秤にのせると、営業再開しない判断をするオーナーが多いことをDallas Magazineが報じた


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