米Bell、NASA共同実験、小型デバイスの飛行試験実施【将来的な使用用途とは?】
/2020年10月5日、フォートワースを本拠地にするヘリコプターとティルトローター機の製造会社「Bell」は、アメリカ航空宇宙局「NASA」と共に、小型無人デバイスの飛行試験を無事終えたとDallas Business Journalが報じた。
今回の実験では、小型無人デバイス「Autonomous Pod Transport (APT) 70」が、フォートワースのFloyd Carlson fieldからTrinity River沿いを10マイル、事前プログラムされたルートを飛行した。主な目的は、APT70が時間指定や期限を重要視する人体器官などの医療貨物を運ぶ際、安全に運ぶことができるかの実験。収集されたデータは、Federal Aviation Administrationに共有され、将来、同じ目的のために製造されるデバイスのガイドラインとなる。BellのAPTプログラムマネージャーWittmaak氏によると、APT70の商業利用を5年のうちに実現したいと述べた。
Bellは、2018年にNASAから「Systems Integration and Operationalization(SIO)」プログラムに選抜されており、共同で様々な種類の無人飛行デバイスのデモンストレーションを行っている。同社は、今回の小型無人デバイスや、空飛ぶタクシーの開発など積極的に携わっており、ヘリコプター製造企業のイメージを覆し、テクノロジー企業を目標にしている。
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