テキサス経済ブーム〜今後は落ち着く可能性?

テキサス州は25ヶ月連続で雇用が増え続けており、失業率も非常に低い数値を維持している。しかし、これから先はこういった経済成長が落ち着くことが予想されている。

1.雇用率 ~スタートダッシュが強かった分、落ち着きが目立つ。

2018年に突入し、テキサスの雇用率は3.2%増の傾向にある。しかし、専門家によると2018年の後半には2.7%に落ち着くことが予想されるという。

2.建設 ~建設物が増える一方、労働者が足りない。

テキサス州は先月だけで建設の仕事が10,500件増えた。しかし、建設が増え続けるスピードに対して、労働者が足りていないことも事実だ。実際ダラス・フォートワース地域で行われている建設プロジェクトには約38,500人の労働者が足りていないという統計が出ている。よって、人材確保できない状態が続けば、建設物の完成スピードも遅くなっていく。

3.関税 ~トランプ影響について。

材木や鋼鉄に適応された新たな関税により、建設にかかるコストが上がっている。2018年7月にはテキサス州で3,500件、製造に関する仕事がなくなったのだが、専門家によると関税のコストによる影響だと推測されている。

4.失業率 ~持続不可能な数値。

ダラス・フォートワースの失業率は非常に低く、2018年7月時点で3.6%。失業率が低いことは良いことだが、あまりにも数値が低いため、これを持続していくことは現実的ではない。今後は数値が上がっていくことを想定しておかないといけない。

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