トランプ大統領の入国制限令で混乱続く 〜全米各地で抗議デモ

イスラム教徒の多い中東・アフリカの7か国からの渡航者の米国入国を一時禁止する米ドナルド・トランプ大統領の大統領令を受け、全米各地では抗議デモが繰り広げられた。国際社会からも非難の声が相次いでいる。

トランプ大統領が署名した大統領令は、イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの7か国から渡航してきた米国査証(ビザ)保有者の入国を90日間停止するとともに、あらゆる国からの難民の受け入れを120日間停止するというもの。大統領令の発令に当たって空港当局や諸外国との事前調整はなかったとみられ、米国内や世界各地の空港で約300人が足止め・拘束されるなど、大きな混乱が生じた。