広島原爆の折り鶴、ダラスに展示されている理由
/折り鶴は日本の伝統的な文化である折り紙の一種だが、今日では平和のシンボルとして考えられ、多くの国々で平和を願って折られている。
第二次世界大戦で原子爆弾を投下された広島市には、今でも世界各国から折り鶴が届いている。広島市に届く無数の折り鶴は毎年増え続け、人々の願いが込められて作られたものなので、広島市は破棄せず、不燃物として保管している。
今回、東京のアーティスト集団「Chim↑Pom」はこれらの折り鶴を使い、展示作品を作り、それがダラスのDallas Contemporary美術館に展示された。「戦争は良くない」といったメッセージが多く記された折り鶴の想いを込めて作られた作品だ。今年の12月17日まで展示している。
東京拠点にする日本の集団アーティスト。アジアの若手現代アーティストを表彰するアート賞を受賞するなど、世界的に名が知られるグループ。