ダラス、不動産のフリップ数の状況について

北米の2016年フリップ数に関するデータがRealtyTrac調査レポートより発表され、今後のテキサス州ダラスの市場は健全であることがわかった。

同データからみると、ダラスのフリップ数は他州と比較すると少ないことがわかる。従い、人口増加が毎年15万人程度である中、市場は健全であることが予想される。

尚、過去の動向をみてみると、2005~2006年付近がピークになっており、その後は比較的安定している。ダラスの2016年1期のフリップは5.8%。2004年がピーク。ピーク時より10%以上低い。また、FL、CA、TN、NVの一部都市では10%超過。従いそれら都市比較で健全なことがわかる。

フリップとは不動産業界にて資産価値の高いエリアの古い家、又はリモデルが必要な物件を低価格で購入し全館リモデルして付加価値を上げ短期で転売する投資法。物件を仕入れる時点でその物件本来の価値を正しく評価できることがポイントになる。短期間に高額な利益を受けられる可能性が高いことから現金を持つ行動派の不動産投資家に非常に人気の高い投資法で、中古住宅の販売が70%以上を占めるアメリカでは全土で盛んに行われている。