ロッキード・マーティン、7千億円超のF-35契約とポーランド初のF-35A戦闘機をフォートワースで公開



ロッキード・マーティンのフォートワース拠点が、F-35関連で50億ドル(約7000億円)以上の新規および修正契約を獲得し、ポーランド初のF-35A戦闘機「Husarz」を公開しました。この戦闘機は、NATO加盟国ポーランドの伝説的な翼付き騎兵隊にちなんで名付けられました。

フォートワースでの契約の一部には、F-35訓練システムの設計、開発、展開を含む39.1億ドル(約5500億円)の契約が含まれ、その作業の30%がフォートワースで行われます。さらに、10.1億ドル(約1400億円)の契約修正はF-35のエンジニアリング、メンテナンス、物流支援を拡張し、フォートワース拠点が重要な役割を果たします。また、1.94億ドルの契約修正により、F-35のデポの稼働と修理能力が強化され、フォートワースが32%のプロジェクトを担当します。

Photo by Lockheed Martin Aeronautics



今週、フォートワースのロッキード・マーティン工場では、ポーランド空軍の最初のF-35A戦闘機が公開され、ポーランドとアメリカの軍事・政府高官が出席しました。これは、ポーランド空軍にとって重要な節目であり、NATOの同盟国との結びつきを強化するものです。

F-35プログラムは、NATOで選ばれた先進的な能力を持つ戦闘機として、ポーランドの軍事近代化や外国ミッションへの参加を強化し、同国およびヨーロッパの防衛力を高めます。ポーランドのF-35Aは、米国のエビング空軍州兵基地に配備され、同国が初の国際顧客としてF-35パイロット訓練を実施する予定です。ロッキード・マーティンは、これまでに1,000機以上のF-35を納入し、2,540人以上のパイロットと16,690人の整備士を訓練しました。

Source: Dallas Innovates

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