Google、テキサス州に10億ドル追加投資でクラウドインフラを強化



Googleは、テキサス州のクラウドおよびデータセンターインフラの支援として、今年中に10億ドル(約1500億円)以上を投資する計画を発表しました。これは、同社が2022年に発表した「ダラスクラウドリージョン」の追加投資であり、これによりテキサス州への総投資額は27億ドル(4000億円)を超えます。 

PHOTO BY GOOGLE

このリージョンは、Googleが北米で設立した11番目のクラウドリージョンであり、ノーステキサスのミドロシアンとレッドオークに広がるデータセンターキャンパスを含みます。Googleは、クラウド、AI革新、および検索、マップ、ワークスペースなどの日常的に使用されるデジタル製品やサービスへの需要の増加に対応するため、この投資が重要であると述べています。



また、Googleは2023年にテキサス州の企業、出版者、非営利団体、クリエイター、および開発者に対して470億ドル(約7兆円)以上の経済活動を提供したことを明らかにしました。さらに、Googleはテキサス州におけるクリーンエネルギーの取り組みを加速させるため、ElawanやEngie N.A.などの企業と長期的な太陽エネルギー購入契約を締結しました。この取り組みにより、375MWの炭素フリーエネルギー容量がGoogleのテキサス州での運用を支援すると期待されています。

Googleはエネルギーイノベーションと探査に焦点を当て、より高度なグリッドを構築するための技術を実装する計画です。Googleは2007年以来、テキサス州で活動しており、ダラス、オースティン、ヒューストンにオフィスを持っています。

以前にもGoogleは、テキサス州ダラス南部のエリス郡に位置するRed Oakに、6億ドル以上を投じて新しいデータセンターを設立すると発表しています。

Source: Dallas Innovates

関連記事:
テキサス州ダラスのデータセンター市場:魅力と課題September 07,
Google、ダラス・フォートワースに新データセンターを設立へ - 今年の投資額は3億3000万ドル(約480億円)September 06, 2023