プレイノ拠点のシーメンスとソニー、新XRヘッドマウントディスプレイでクリエイティブ業界に革命をもたらす



プレイノに拠点を置くシーメンス インダストリー ソフトウェア(Siemens Industry Software)が、ソニーと新たな空間コンテンツ作成システムで提携しました。

ソニーの新しいXRヘッドマウントディスプレイは、シーメンスのNXソフトウェアを使用して設計され、産業デザインや製品エンジニアリングのクリエイターに向けて、より没入感のあるデザイン、レビュー、コラボレーションツールを提供することを目指しています。

Photo by Sony Corporation

この技術は、最近ラスベガスで開催されたシーメンスのRealize LIVEデジタルトランスフォーメーションカンファレンスで発表されました。ソニーのXRテクノロジー開発部門長、Seiya Amatatsu氏によると、このシステムは高品質の4K OLEDマイクロディスプレイと3Dオブジェクトとの直感的なインタラクションを可能にするコントローラを備えたXRヘッドマウントディスプレイで構成されています。



このソリューションにより、映画、ビデオゲーム、産業デザインなどのコンテンツに対して、リアルタイムで高解像度かつリアルな3Dオブジェクトのテクスチャーや人物の表情のレンダリングが可能になります。また、クリエイターはヘッドマウントディスプレイを装着したまま、コントローラーやキーボードを使用して仮想空間で作業できます。

シーメンスのNXイマーシブデザイナーは2024年末にローンチ予定で、ソニーのXR技術と組み合わされています。このソリューションは、強力なハードウェアとソフトウェアを備え、クリエイターがより直感的に、完全に没入した環境で自由に創造できるようにすることで、イノベーションを促進します。

Source: Dallas Innovates