米国初の「ジューンティーンス博物館」フォートワースに開館予定【Juneteenth】



フォートワースにオープン予定のジューンティーンス(Juneteenth)博物館は、「ジューンティーンス」に捧げられた施設として、その歴史と文化を深く探求する場となる予定です。

Photo by National Juneteenth Museum

6月19日「ジューンティーンス独立記念日(Juneteenth Independence Day)」は何の日かご存じでしょうか?

ジューンティーンスは、「自由の日」や「解放の日」とも呼ばれ、2021年にアメリカの連邦祝日として宣言されました。この日は、1865年6月19日にテキサス州および新しく再編されたアメリカで、奴隷解放宣言が施行され、残りの奴隷が解放されたことを記念しています。



記念日について以前紹介した記事はこちら。
今日の祝日、ジューンティーンスの日はご存じですか?

この博物館は、フォートワースの活動家であり、2022年のノーベル平和賞候補者であるオパル・リー氏のアイデアから生まれました。2021年に初めて発表されて以来、計画が進行中で、2022年にはデザインが公開されました。

ジューンティーンス博物館は、フォートワースの歴史的サウスサイド地区、ローズデールとエバンス・アベニューの角に位置するスペースに設置されます。ギャラリー、ビジネスインキュベーター、フードホール、ブラックボックスのフレックススペース、劇場が含まれる予定です。

当初、2025年6月のオープンを目指していたジューンティーンス博物館ですが、建設費用として予想される7000万ドルのうち、これまでに3500万ドルが調達されています。この資金には、バンク・オブ・アメリカ、フリトレー・ノースアメリカ、BNSF鉄道からの寄付も含まれています。博物館のCEOであるジャレッド・ハワード氏はオープン予定が2026年に延期されたと語り、「2026年は非常に野心的な目標であるが、博物館を持続可能にしたい」と述べています。

Photo by National Juneteenth Museum