プレイノに新しい都ホテル誕生:日本のデザインとテキサスの魅力を融合【Miyako Hybrid Hotel】



ダラスに拠点を置くガーフィールド・パブリック・プライベートLLCが、プレイノに計画されている「都ハイブリッドホテル」の開発者に選ばれました。このホテルは、日本のデザインとテキサスの魅力を融合させるユニークなプロジェクトです。プロジェクトは2019年に発表されて以来、具体的な計画と設計が進行中です。

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ガーフィールドの設計・建設責任者であるスティーブン・ガルブレイス氏は、「このホテルは日本の静かで緻密なデザインと大きなテキサスの魅力を融合させたものになるでしょう。まるで宝石のような存在です」と述べています。

このホテルは、プレイノのレイクサイドに位置し、同ブランドのテキサスでの初進出となります。ホテルの外観は13階建ての建物の上に大きな日本のランタンが設置され、ランタンのように光り輝くデザインとなっています。ホテルの内部では、日本の整理整頓へのこだわりが反映され、すべての物が決まった場所に配置されるよう設計されています。たとえば、スプーンが収納される引き出しや、棚の特定の部分に置かれるお茶箱、特別な袋に入ったヘアドライヤーなどが特徴です。

ホテルは、かつてJCPenneyの企業キャンパスであったキャンパス・アット・レガシーの南側に位置しています。このキャンパスは、オフィスや店舗が立ち並ぶ活気ある複合施設に生まれ変わる予定です。米国の日本鉄道会社の子会社である近鉄エンタープライズ・オブ・アメリカは、2019年にこの土地を購入しました。トヨタ・ノースアメリカの幹部との会話を経て、プレイノのレガシー・ウェストにトヨタの本社が2017年にオープンしました。

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都ホテルは、カリフォルニア州のロサンゼルスとトーランスにある2つのホテルに続き、米国で3番目の展開となります。しかし、ガルブレイス氏は、プレイノのホテルは競争力を持つために一段とレベルアップが必要であると述べています。

このホテルは、トヨタのキャンパスを訪れるゲストだけでなく、さまざまな旅行者や企業に対応する予定です。プレイノが企業の目的地として進化し続ける中、ホテルは会議や取締役会、結婚式などを開催することも計画しています。ホテルには、個別のサウナルーム付きプールデッキや、鉄板焼きダイニングを備えた屋上バー、周辺地域のパノラマビューを楽しめる施設があります。ロビーには高級バーや日本食レストラン、寿司バー、日本のベーカリーも併設される予定です。

ガーフィールドの開発チームは、ホテルを多様な収入レベルに対応できるよう努めており、プロジェクトの総予算は明かされていませんが、今後数ヶ月以内に確定する見込みです。工事は早ければ2024年末か2025年初頭に開始され、完成は2027年中頃を予定しています。この夏にはモデルルームの建設も予定されています。ガルブレイス氏は、近鉄のコミットメントにより、プロジェクトの遅延や大きな課題は予想していないと述べています。

「このプロジェクトは、本当に特別なものになるでしょう」とガルブレイス氏は語っています。

Source: Dallas Business Journal

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