トヨタ、空飛ぶタクシー開発のJobyに追加投資



Photo by joby

北米トヨタは、本社をテキサス州プレイノに構える大手自動車メーカーだが、陸上だけでなく空の移動にも注目している。カリフォルニア州に拠点を置く電動エアタクシー開発会社Joby Aviationに対して、追加で5億ドル(750億円)を投資することを発表した。

この投資により、トヨタのJobyへの総投資額は8億9400万ドル(1,300億円)に達する。今回の資金注入は、両社が共有する「空のモビリティ」実現に向けたビジョンをサポートするものだという。



Jobyはカリフォルニア州マリーナで3機目の航空機を生産ラインから出荷しており、今後は製造施設を拡張し、生産能力を倍増させる予定だ。トヨタもJobyの電動エアタクシーのFAA(米連邦航空局)の型式認証プロセスをサポートしており、これまでの進展は順調だという。

トヨタのオガワ徹氏は、「今回の追加投資により、Jobyの機体が商業生産に移行し、空の持続可能な移動手段が、今日のモビリティ課題の解決に大きな役割を果たすことを期待している」と述べている。

さらにトヨタは資金だけでなく、人材と時間もJobyに提供し、製造プロセスやツール設計の支援を行っている。

Source: Dallas Innovates

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