プレイノの元EDSキャンパス再開発により住宅とホテルが計画中


テキサス州ダラスのプレイノ市に位置する元Electronic Data Systems(EDS)の本社ビルのオーナーは、ダラス北部の有料道路近くのキャンパスに住宅ユニットとホテルを追加する計画を考えています。

Photo by NexPoint

これは、空きオフィスを30億ドルのライフサイエンスセンターに転換する計画の一部です。ダラス・フォートワースは、全米のライフサイエンス成長市場のトップに位置し、2019年以来ライフサイエンス労働人口が17%増加しています。

ダラスを拠点とするNexPoint Advisorsは、2018年にこの91エーカーのオフィスキャンパスを購入しました。その後、新しいオーナーはこのオフィス複合施設を再開発する可能性を検討してきました。このオフィスキャンパスは1992年に開業して以来、様々な用途での再開発が模索されてきました。

この元EDS本社ビルは、8階建ての2つの建物がオフィススペースで繋がれた、オフィス複合施設です。このオフィスは、EDSの創設者であるH. Ross Perot Sr.氏による発案でした。彼は周辺のレガシービジネスパークを築き、自社をノースダラスからプレイノに移転させました。2008年、H-P(ヒューレット・パッカード)はEDSを139億ドルで買収しました。

▼再開発後のオフィス

今年初め、NexPointは、空きのオフィスビルを3億ドルのライフサイエンスキャンパスに転換する計画を発表しました。このキャンパスは「Texas Research Quarter」と呼ばれています。

再開発の一環として、NexPointは、Legacy Driveの南にあるParkwood Boulevard沿いに中層の住宅ビルとホテルを追加する予定です。最大775軒の中層住宅ユニットを提案しています。非住居用建物の建設と改善、既存の中央オフィスビルの保存、必要なオープンスペースと歩行者重視の敷地基準の導入により、ユニークな物件の活性化を意図しています。

なお、既存の中央オフィスビルの再開発が先行し、その後に住宅ユニットとホテルの建設が行われる予定です。

NexPointの関係者によると、「メインキャンパスには、研究所、オフィス、治療生産スペース、コミュニティパーク、教育施設などが組み合わさる予定です。将来的には、91エーカーサイトには、会議スペースを備えた小規模なホテルと、Quarterで働き、生活する従業員を収容するための限られた高品質なミッドライズ住宅も追加される予定です。」と述べられています。

ソース:DallasMorningNews

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