アメリカのビジネスを始めるのに「最もリスクの少ない都市」ランキング、プレイノが堂々の1位に

テキサス州北ダラスに位置する都市、プレイノが「アメリカで中小企業を始める際のリスクが最も少ない都市」としてトップの位置を獲得しました。この結果は、Forbes Advisorの新しいレポートに基づいており、このレポートは「最もリスクが高いトップ25都市」と「最もリスクが低いトップ25都市」を詳しく分析しています。

リスクが最も少ない都市のトップ5には、プレイノ（テキサス州）を筆頭に、ラレド（テキサス州）、ローリー（ノースカロライナ州）、ダーラム（ノースカロライナ州）、シャーロット（ノースカロライナ州）が名を連ねています。また、プレイノ、フォートワース、アーリントン、ダラスの4都市は、全米で中小企業を経営する上で最もリスクが少ないトップ15の都市に位置づけられています。

これらの都市がなぜ高く評価されたのかというと、ダラス・フォートワース地域は、3.10%のGDP成長率と、州レベルでの法人税が存在しないことからポジティブな評価を受けています。特にプレイノは、低い財産犯罪率（1,000人当たり17件）と平均を上回る世帯収入（年間$95,002）により、その評価が高まっています。フォートワースの6位の評価には、1,000人当たりの財産犯罪率が27件という数字が寄与しています。同様に、アーリントンとダラスも犯罪率がそれぞれ27件と36件であり、これが高いランキングの理由となっています。

一方、リスクが高いと評価された都市の中では、カリフォルニア州の都市がトップ15の中で8都市を占めています。これらの都市の多くはロサンゼルス都市圏に所在し、高い法人税、生活費、そして中小企業に悪影響をもたらす可能性のある自然災害により、リスクが高まっていると分析されています。

Forbes Advisorのレポートは「テキサスは中小企業を成功させるのに適した都市のトップ15に、8つの都市を持っています」と指摘。テキサス内で評価が高い都市としては、オースティンが10位、サンアントニオが12位、コーパスクリスティが13位、ヒューストンが24位にランクされています。

この都市ランキングを作成するにあたって、Forbes Advisorは12のビジネスリスク指標をもとに、米国内で人口が最も多い92の都市のデータを徹底的に分析。「各都市のGDP成長率や生活費、州の法人税率、最低賃金、1人あたりの財産犯罪率、自然災害の発生頻度、平均世帯収入、人口成長率などを基準に評価を行った」とのことです。

Source：Dallas Innovates