2022年の雇用の伸び、テキサス州の多くの都市で好調な結果に【雇用と失業率】【DALLAS,AUSTIN,HOUSTON】

2022年11月時点での雇用の伸びをまとめたレポートによると、全米トップ10にテキサス都市が複数ランクインした。特に伸びが大きかったのはレジャー・サービス業と情報産業だった。

オースティン商工会議所(Austin Chamber)が2022年11月までの雇用の伸びをまとめた。テキサス州全体では2021年11月から2022年11月の間に全ての民間産業部門で雇用が増加。雇用純増率は5.8%であった。これは全米の成長率3.5%を上回る結果だ。

2021年11月と比較した雇用数の増加では、テキサス州の2都市がトップを独占。サンアントニオ(4.8%)とフォートワース(4.3%)もそれぞれ11位と23位にランクインした。



COVID-19パンデミック前と比較したランキングでは、オースティンが第2位に浮上。トップ10にテキサス州から3都市がランクインしている。

オースティンでは、11の主要民間産業部門のうち10部門で過去12ヶ月間に雇用が増加し、特にレジャー・サービス業、製造業、教育・医療サービス業などの伸びが顕著であった。一方建設・天然資源部門のみ雇用が減少した。

テキサス州全体の失業率は2021年11月の4.5%から2022年11月には3.7%に低下。全米の失業率は2022年11月時点で3.4%だった。州内で一番失業率が低かったのはオースティンの2.8%で、ビジネスパフォーマンスの好調さがうかがえる。