台湾企業の半導体新工場、テキサス州シャーマンに建設決定!

GlobiTech社のシリコンウェーハ新工場の建設地として、テキサス州シャーマンが選ばれた。シャーマンでは、テキサス・インスツルメンツ社が300億ドルを投じた新工場に着工したばかりだ。

▼GlobTech

GlobiTechとは?

親会社である台湾のGlobalWafersは9か国に17の製造・運営拠点を有している。子会社のGlobiTechは1999年の創業以降、シャーマンに本社を構えている。半導体製造に欠かせないシリコンウェーハや電気自動車向けの材料等を製造する。

▼最新鋭の新工場

50億ドルを投じたシリコンウェーハ製造工場は、2025年までに製造開始予定。オハイオ州や韓国も候補地に挙がっていた。現在ウェーハは主にアジアで生産されており、今回の投資は米国において20年以上ぶりの新しいシリコンウェーハ工場となる。

▼シャーマン選出の決め手

テキサス・エンタープライズ基金からの1500万ドルの助成金に加え、シャーマン経済開発公社も2000万ドルの奨励金と土地の寄付などを付与。更に、連邦政府による半導体生産に520億ドルを投じる法案も7月に上院を通過し、可決が見込まれている。

▼深刻な半導体不足

自動車から携帯電話まで、あらゆる製品の半導体不足が深刻で、トヨタやアップルなど大企業の売り上げ減少の原因となっている。新工場建設により、半導体のサプライチェーン問題の改善が期待される。

ソース:Dallas InnovatesDallas Business Journal