オースティン住宅、2018年以来の高水準に急増【AUSTIN】

オースティン住宅市場に安堵の兆しが。2022年8月に発表されたオースティン不動産協会(ABoR)の最新月報では、市場の安定が続いていることが示唆されている。

ABoR会長のコード・シフレ氏は「市場のあらゆる面で、オースティンの住宅市場がノーマライズされ続けているというポジティブな兆候が不動産業者に見られている」と述べている。

最も有望な兆候の1つは、オースティン・ラウンドロック都市圏の住宅在庫の爆発的な増加。2022年7月、同地域の住宅在庫は2.7カ月に達し、2018年11月以来の高水準となり、2022年6月に報告された2.1カ月から増加したとABORは指摘している。

住宅在庫の増加に加えて、住宅価格の伸びは、健全な市場の典型である年率4〜5パーセントにかなり近づいているようだ。

2022年7月、メトロの住宅価格の中央値は51万5000ドルに達し、これは7月としては依然として過去最高の価格だが、前年比成長率は8%と、期待されていたペースよりもかなり低いものだった。その一方、市域の中央値は63万3000ドル、トラヴィス郡の住宅の中央値は61万ドルを記録した。どちらも2021年7月から約11%の価格上昇を示す一方、郡の中央値は2022年6月からわずかに低下している。

そして、購入希望者に朗報。先月、住宅が2020年12月以来初めて定価をわずかに下回って販売され、買い手が市場で交渉力をつけていることが証明されたこともわかった。

ソース:AUSTIN CULTURE MAP