ガソリン価格、やっと値下がり傾向に【2022年8月8日時点】

アメリカ自動車協会(AAA)の情報によると、今月に入りレギュラーガソリンの全米平均は8セント下がり4.13ドルに。需要の低下に加え、わずかながら供給が増加したためだ。

通常は交通量が増える時期だが、7月最終週の需要は925万b/dから854万b/dに減少。さらに国内のガソリン総在庫は、20万bblの微増となっている。

▼全米ガソリン価格マップ

▼テキサス州のガソリン価格

▼政府の対応

バイデン米大統領はガソリン価格の急騰を受け、消費者救済措置を各所に求めている。7月には9月までの三か月間、ガソリン税を停止するよう議会に要請。さらに国際的パートナーに呼び掛け、7 月までに合計2億4千万バレルの原油を市場に放出。バイオ燃料へのアクセスも拡大するなど、ガソリン価格引き下げに積極的な姿勢だ。

https://www.whitehouse.gov

▼米国税庁も調整

米国税庁は、2022年後半のオプション標準マイレージレートを引き上げることを発表。事業目的の運転の控除対象費用を計算するためのレートで、年度半ばに引き上げられることはまれだ。

https://www.irs.gov