米国、入国者の渡航前コロナウイルス検査義務を解除へ！

米バイデン政権は6月12日付で、米国に入国する航空旅行者の渡航前COVID-19検査の陰性証明提示義務を解除すると発表した。航空業界や旅行業界にとって朗報だ。

同政権は、疾病管理予防センター（CDC）が科学的データに基づき、検査の必要はないと判断したことから今回の決定に至った。

CDCは声明で、ワクチンの普及や有効な治療薬が利用可能になったことにより、全米全土でCOVID-19の重症化や死亡リスクが低下していると説明した。

2021年1月から実施されていたこの規制、旅行業界や一部科学者は何か月も前から解除を訴えてきた。テキサス州フォートワースに本社をもつアメリカン航空も、反対を訴えてきた団体の一つだ。同社は議員と面会し、検査義務のために航空業界が海外旅行者の完全な回復を未だにできていないことを訴えた。

2022年5月中旬、米国の国内旅行者数はCOVID-19パンデミック前に比べ-７％だったのに比べ、海外旅行者は-14％と遅れをとっている。今回の措置で海外旅行者数の回復が期待される。

ソース：CNN、Dallas Business Journal

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