テキサス州、全米以上の賃金上昇率 - 生活費の上昇に追いつくのか

労働統計局のデータによると、2021年から2022年の間に、米国の都市圏で平均週給が5.7%上昇。オースティンを取り巻くセントラルテキサスでは、10.5%もの上昇がみられた。

▼賃金上昇率トップの都市(2021年2月~2022年2月)

同時に、住宅費と生活費も上昇を続けており、テキサスの都市ではインフレが深刻化している。

賃料上昇もテキサス州家賃規制の動きなし、賃借人に厳しい状況続くApr 23, 22

物価上昇はますます加速、給与も上昇傾向【TX経済動向調査 2】Apr 13, 22

雇用増加は順調、サプライチェーン問題は継続【TX経済動向調査 1】Apr 11, 22

戸建て賃貸の賃料上昇続く、過去17年間で最高の伸び率を記録Apr 12, 22

テキサスの都市で生活費が急上昇中、その理由とはMar 15, 22

物価上昇が止まらない – テキサスではガソリン価格が急上昇Jan 25, 22

新テスラ工場周辺の住宅は、一年半前に比べ2倍の価値の税金が課せられており、賃料の大幅上昇が避けられない状況だ。2021年初頭に比べ、食料品は7%、レストランは6%、ガソリンは約40%値上がり。給与が10%上昇してもなお、生活費をカバーするのが難しくなっている。

全ての社員の給与が大幅上昇しているわけでもない。グーグルなど大企業の新規雇用が給与水準の上昇を後押ししているが、多くの企業では年率3%の昇給が一般的。中にはCOVID-19の影響で昇給すらできない企業もある。企業と社員、共に物価上昇に頭を悩ませている。

ソース:Austin Business Journal

関連記事:

2022年金利上昇の影響をどう見る?Apr 18, 22

ロシア産原油輸入禁止が世界的不況を招く!?Apr 6, 22

テスラ、ギガファクトリーオープン記念パーティーApr 5, 22

エンジニア給与が高い都市オースティンがランクイン!Mar 24, 22

タコベルが最低賃金引上げ – ファーストフード上がる!?Jan 16, 22

そのほか、経済関連の過去記事もぜひご確認ください。