【第1回】企業がテキサスに移転する理由とは?

テキサス州へのビジネス移転を計画中ですか?

ここ数年、テキサス州に移転するハイテク企業の数は増加の一途をたどっています。実際、これによってテキサス対シリコンバレーという構図もできてしまうほどです。

テキサス州がビジネスを歓迎する環境であることは間違いありません。しかも、アメリカのビジネスで最も優れた州のひとつにたびたび選ばれている。

トップ企業がテキサスに進出する理由はなぜなのか?

▼テキサス州に移転した企業

コロナのパンデミックの中でも、約150社がテキサスへの移転や事業拡大の計画を発表している。そのうちのいくつかの大手企業を簡単に紹介します。

【Oracle】2020年、オラクルは本社をレッドウッドシティからオースティンに移転。同社は、従業員の勤務地を柔軟に提供する方針の一環であると発表。

【Apple】アップルはテキサスに2番目に大きなキャンパスを設置することを発表。

【Tesla】イーロン・マスクがテスラの本社をテキサスに移転。テスラは巨大ギガファクトリーを設立し、約5000人を雇用。

【Hewlett Packard】Hewlett Packardは、本社をシリコンバレーからヒューストンに移転。新キャンパスは2022年内に完成する予定。

【Amazon】アマゾンは数年前にヒューストンをプライムハブの1つとして選出している。

ダラスに移転した他のハイテク企業には、AECOMやCBREグループなどがありますが、これらは本当に一部に過ぎません。

詳しいリストを閲覧したい方はTexas Economic Developmentが公開しているページをご確認ください。

▼テキサス州の主要産業と労働部門

テキサス州は、カリフォルニア州に次ぐ全米第2位の経済規模を維持しています。また、全州の中で最も成長が見込まれている。現在、世界第9位の経済規模を誇る。

パンデミックの影響を受けたテキサス州の経済は、2021年第1四半期に立ち直りました。成長率が高まったことで、全体の雇用も4.7%増加。今後5年間の所得と雇用の伸びも堅調に推移する見通しです。

経済の主要な推進力はエネルギー部門です。

しかし、複数の企業がテキサス州に移転し、高い拡張率を示した結果、情報技術を含む他のセクターに大きな影響を及ぼしています。技術輸出では、依然として全米第1位の州です。

成長率の上昇に伴い、建設業界も急成長している業種の一つです。

2020年は建設工事が急減しましたが、2021年は緩やかになっています。住宅用不動産の需要も現状では高いです。

さらに、交通部門は経済の大きな推進力にもなっています。テキサス州運輸局の計画では、さまざまな交通手段を整備するために、年間210億ドル程度の資金が必要になるとされています。

最後に、レジャーとホスピタリティは、テキサスの経済成長を推進する主要なプレイヤーの1つとして浮上しています。2020年8月、この業界は、飲食店を中心に114万7千人を雇用していて、この数値は他国より高いことがわかります。


こちらの記事の続きは【第2回】の配信をご確認ください。

「CEOがテキサス州を選ぶ理由」「税制、規制環境、人材の確保」についてなどの内容となります。

ソース:TexasEconomicDevelopment