テキサス州知事、遠隔歯科法案に署名
/テキサス州アボット知事は、6月18日、テクノロジーを利用した遠隔歯科治療の合法化を提案するHouse Bill 2056に署名した、とDallas Innovatesが報じた。
昨年のパンデミックによるロックダウン中、テキサス州歯科委員会はCOVID-19のガイドラインとして、歯科検診のみ行うことができるとした。同委員会はまた、テキサスの法律の下では遠隔治療を行うことができないと訴え、カンザス市を拠点とする遠隔治療を行う歯科医らとテキサス住民を患者に持つサウスキャロライナの歯科医が遠隔治療を禁止する法律に反対して訴訟を起こした。同法案への署名は、テキサス州歯科委員会と遠隔治療の合法化に反対するグループ間で行われていた法廷闘争の後になる。
フリスコに拠点を置くテレヘルス会社DialCareは、昨年9月から48の州で遠隔歯科治療のサービスを提供している。同社は、州議員とロビストと共に同法案の通過に最善を尽くした。
遠隔治療サービスは、歯科医が電話、ビデオ、その他のテクノロジーを駆使して、歯痛、歯茎の腫れ、歯科矯正などの非救急の症状に対応できるもの。スマートフォンのカメラやウェブカメラを通して、ライブで口の中の状況を知ることができ、画像を撮影することもできる。DialCare社はまた、365日、24時間、いつでも歯科医によるサービスを提供できるとし、セカンドオピニオンも入手することができるという。
DialCare社は現在、遠隔歯科治療サービス以外に、テレメディスン(遠隔治療)や遠隔によるカウンセリングサービスも提供しているが、今年末までに獣医によるペットの遠隔治療サービスも提供する予定だ。これにより、600万人がテレヘルス・プログラムへのアクセスが可能で、メンバーシップは今年末までに1千万人まで増えると予測している。
DialCare社は、無保険ヘルスケア・ベネフィットを提供する業界のリーダーであるCareington International社の関連会社。Careington社は1979年にテキサスで創設され、現在関連会社、ブランド、製品、サービスを通して2千万人の顧客を抱えている。4月に3階建て、75,000平方フィートにおよぶオフィス・キャンパスの建設をフリスコに完成させた。