テキサス新幹線、事業推進会社がウィービルドと160億ドルの建設契約

2021年6月15日、テキサス州でJR東海の新幹線を採用する民間高速鉄道計画をめぐり、イタリア建設大手「ウィービルド・グループ(旧サリニ・インプレジロ)」と米子会社「レーン・コンストラクション」は、事業推進会社「テキサス・セントラル」との間で、設計や建設を主導する160億ドル規模の契約で最終合意したと発表したことをNBCDFWが報じた

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ウィービルドは全路線の設計、建設だけでなく、車両基地などの建築物も手掛ける。線路は近隣住民、地権者への影響を最小限にとどめるため、大部分が高架橋などで基準面よりも高い場所に敷設されるという。

テキサス・セントラルCEOのアギュラー氏は「ウィービルドは世界的に非常に有名な幾つかのプロジェクトを設計、建設した115年の経験がある。この歴史的なプロジェクトのリーダーとして迎えることを誇りに思う」と強調した。

テキサス・セントラルは2019年、ウィービルドがサリニ社だったころに設計や建設に関する140億ドルの暫定契約を結んでいた。

▼テキサス新幹線とは?

テキサス新幹線は、主要都市のダラス〜ヒューストン間を、東海道新幹線「N700系」をベースとした車両を利用して90分以内で結ぶもの。1万7000人の直接雇用、2万人超の間接雇用が創出される予定だ。

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